製品説明

1. 構造上の特長

   独自のフレキシブル加工で伝熱面積を増大

   

   • パイプをフレキシブル加工することで、直管と同じ長さでも伝熱面積を大きく確保。
   • フレキシブル加工する事でチューブの曲げや取り回しや自由度が大幅に向上し、限られたスペースへの設置、ならびに高性能を発揮する事で装置全体のコンパクト化が可能になります。

   コルゲートチューブによる高効率化

   

   • コルゲート（スパイラル形状）加工する事により、流体を自然に乱流し伝熱効率が大幅に向上します。
   • 自然乱流化することによりセルフクリーニング効果を発揮し、汚れが付着しにくく、付着しても剥離しやすい構造で、長期間の安定運転とメンテナンス負荷の低減に貢献します。

   高効率化により小型化を実現

   伝熱面積が大きく、高効率のため、

   • チタンの軽量さに加えて小型・軽量化を実現します。
   • 設置スペースや基礎工事コストを低減します。
   • 初期投資と運用コストの最適化が可能です。

2. 投げ込み式熱交換器

   1. 投げ込み式フレキシブルチューブ

   

   チタンフレキシブルチューブの持つスパイラル形状により自由自在な曲げ加工が可能となり、コンパクト化を実現しました。

   2. 投げ込み式コルゲートチューブ

   

   取り外しが簡単でメンテナンスコストを大幅に削減。
   さらに能力に応じて使用台数を増減でき設置場所に応じたカスタマイズを可能としました。

3. 循環式熱交換器

   1. 二重管式スパイラルホース

   

   自由自在の曲げが可能で取付場所を選びません。
   活魚・養殖から理化学・食品関係まであらゆる分野に適合します。

   2. シェル&チューブ式熱交換器

   コルゲートチューブの採用により小型高効率を実現。
   コルゲートチューブのセルフクリーニング効果によりメンテナンス頻度の低減にも寄与します。

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   3. シェル&コイル式熱交換器

   大容量伝熱面積を有するチタンフレキシブルチューブを小型シェルに収め、投げ込み型を超える熱効率を実現しました。

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4. 潜熱回収向け熱交換器 ーティグフレックス

   排ガス熱回収の最大の課題——
   それは、潜熱回収時に発生する凝縮液による腐食です。

   排ガス熱回収において、潜熱回収は省エネルギー対策として非常に有効ですが、
   以下の課題が従来大きな障壁となってきました。

   • 潜熱回収時に排ガス成分（NOx・SOxなど）が液化し、酸性凝縮液が発生
   • ステンレスなどの金属材料では腐食進行が早く、耐久性が低下
   • 短期間での部材交換・補修による保守コストの増大および設備稼働率の低下

   ティグフレックスは、チタン製フレキシブルチューブの製造技術を活かして、小スペース内に多大な伝熱面積を確保し、高熱交換率を達成。またチタンの高耐食性により長時間安定稼働を可能としただけでなく、熱交換部をモジュール化し、必要に応じてのメンテナンスや交換、増設が可能な構造を採用しました。

   

   名称	TIGFLEX 700A(4段仕様)
   仕様	チタン25.4Rフレキチューブ(48m)使用／1ユニット3/4ニップル接続
   	ガス入口、出口：SUS316L JIS5K-200A
   製品 サイズ	高さ：約3,300ミリ
   	ユニット径：700A
   	重量：約1,100kg(DRY)

5. 特殊形状 熱交換器の受託製造

   お客様からの図面を基にチタン製熱交換器やチタン製周辺機材を製作できます。
   チタン製熱交換器の製造知見を基に、コスト低減なども含めたお打ち合わせ、ご提案が可能です。
   チタン以外の製品図面のチタン化という形でのご相談も数多く承っております。

   【製作事例】投げ込み式フレキ

   

   【製作事例】チタンコイル

   

6. カタログ

   • チタン製熱交換器リーフレット