遠心分離機とは
Centrifuge
円筒型遠心分離機について
ASM型遠心分離機の用途
産業用遠心分離機の中では重力の2万倍という最大級の遠心力によって、微細な粒子や比重差の少ない混合液を効率良く分離します。
この強大な遠心力は、きわめて沈殿しがたい蛋白分離などにも利用されています。
ASM型遠心分離機の機構
高速回転する回転筒、軸受けを保持するフレーム、分離液を捕集するカバー、回転筒の振れを抑制するドラッグなどから構成されます。処理液は回転筒下部から供給され、スリーウイングで加速されます。高速回転による強大な遠心力によって固形物は回転筒内壁に沈降分離します。固形物が除去され、清澄になった液体は回転筒上部からカバー内に吐出され、機外に排出されます。処理液が水と油のように混合しない2液から成る場合、供給した処理液は遠心力により重液と軽液の2相に分離します。重液と軽液の境界（e-line）は比重差と回転筒の排出径により所定の位置に保たれますから、重液と軽液の混合比が変化しても供給比率に従って清浄な液体が排出されます。