巴工業株式会社

遠心分離機とは
Centrifuge

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デカンタ型遠心分離機について

デカンタ型遠心分離機の特徴

遠心分離機の特徴
  • 性状の変化に強い
  • 操作性が良好
  • 維持管理が容易
  • 定量処理が可能
  • 大容量処理
  • 実績が豊富
  • 安定した脱水性能
  • 設置面積が少ない
  • 補機類が少ない
  • 密閉構造で、悪臭や有毒ガスの発生がない

デカンタ分離機構

(1)重力場

重力場

  • ※重力場において液体は回転筒内の下部に溜まる。
  • 注) 定格処理量は供給不可。
(2)遠心力場

遠心力場

遠心力場では回転筒内面の全周に溜まり、固形物が沈降する。

スクリュウコンベアで搬送される固形物

横型デカンタ(簡易密閉可)

代表的な機械 : PTM型遠心分離機

横型デカンタ(簡易密閉可)

※シール部3ヶ所
※処理物との接触有

代表的な機械 : PTM型遠心分離機

横型デカンタ(簡易密閉可)

連続した分離が可能で、長期間安定した性能を発揮します。しかも、操作性が容易で無人運転も可能。経済性を追求し、コストダウンを実現しました。省スペース設計ですから、設置面積も少なくてすみます。主な用途として、固体と液体の混合物の「固形物の分離脱水」「液体の清澄分離」「固形物の分級」をはじめ液体と液体の混合物の分離などがあり、どのケースでも効率良く処理を行います。

竪型デカンタ(耐圧密閉可)

代表的な機械 : TRV型デカンタ遠心分離機 (竪型/脱水機)

竪型デカンタ(耐圧密閉可)

※シール部1ヶ所
※耐圧1MPa(10kg/cm2)まで可

代表的な機械 : TRV型デカンタ遠心分離機 (竪型/脱水機)

竪型デカンタ(耐圧密閉可)

メカニカルシールを使用したタテ型構造のため、高度な密閉が可能です。また、耐圧構造ですから、高圧の条件下でも分離できます。設置面積をとらないのも大きなメリットです。厳しい条件下でも効率よく分離できるよう設計されていますから、化学工場での樹脂の脱液、有機溶剤を含むスラリの<固-液>分離、触媒の回収、さらに石炭液化、重質油、廃プラスチックなど高温・高圧化での<固-液>分離にその威力を発揮します。また、400℃までの高温処理が可能なHTタイプもラインナップされました。